起業家向け基礎ファイナンス知識: 出資・融資・投資の違い2

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起業家向け基礎ファイナンス知識: 出資・融資・投資の違い

 

融資とは?

融資は原則、金利を上乗せして貸し出すことを指しています。

さらにわかりやすく説明すると、融資を行う側は「お金を貸すこと」、融資を受ける側のは「借金」となります。

 

まず、お金を貸し出す投資家側から説明していきます。「融資」とは代表的な投資行為の一つです。業界用語を使うとすると「債権の購入」と言います。

債権の購入には、国債などもありますが今回は省きます。一般的に会社が融資を受けたとき「社債」と言います。

国債もですが社債は原則、「融資する側」・「融資する側」で返済期間を設けます。そして、満期になると投資元本は貸出元に返済されます。

それに加えて、「融資」も投資行為の一つなので元本だけ返済されても貸出元に利益が生まれないので原則利息をつけて返済することになります。

一概には言えませんが例をあげると、三井住友銀行では大企業向けに融資を行うときは利子が0.25%となっています。(2018年11月5日 現在)

 

 

融資の場合においての懸念は以下の点が挙げられます。

融資を行うということは、第三者にお金を貸し出すということになります。そのため、返済期限を守って返済して頂ければ問題はありませんが、事業の破綻などで貸した相手が返済不能になることがあります。

貸し出しをした先の企業が返済不能になると融資を受けた企業は「破産申請」を行います。そうすると、貸し出しを行った側は融資の元本の回収が難しくなります。

 

次に、融資を受ける側について説明していきます。例えば金融機関から融資を受けると、融資を受ける際に互いに定めたルールに則り毎月返済を行います。

一般的には、借りた金額の元本に加えて利息を上乗せした形で返済を行なっていきます。

出資のときとは異なり、原則、融資を受けると元本の金額をすべてを両者で決めた期間内に返済するのはもちろん、元本に利子を上乗せ返済する必要があります。

 

また、融資を受けるときの借入額はそれまでの実績や、信用力、事業内容等々に加えて借りて側が返済の困難に陥ったときの担保があるかどうかについても非常に大事になっていきます。

そのため、審査が下りにくい中小企業では消費者金融が行なっている比較的に借りやすいキャッシングやカードローンで資金調達をするオーナーもいます。

しかし消費者金融では、貸し出し額が低く、担保など取られることはありませんが金利が非常に高いです。

信用力の低い人を対象にリスクの高い融資をしているので仕方のない事かもしれませんが個人的には消費者金融からお金を借りることはオススメしません。

一方で購入した家や土地を担保に入れる住宅ローンは他の融資と比べると金利が低い

のはこのためです。

 

ここまで、「融資による投資」について説明してきましたが最後に企業が融資を受けるメリットについて書いて終わりにしたいと思います。

企業が融資を受けるとき、出資とは異なり投資額に応じた「株主総会での議決権」を渡す必要がありません。そのため、融資をしてくれる銀行をはじめとする金融機関、投資家に、経営に対する権限を与える必要がなくなります。

しかしながら、融資を受ける以上財務状況が株主に知れ渡るので返済が滞ると株主総会で投資家に経営について注文をつけられることもあります。

また、融資の返済が滞れば企業規模にもよるが社会全体に知れ渡る可能性があります。そうなると企業はもちろん、経営者の与信力が下がるので再び融資を受けることが難しくなります。

そのため、融資を受けると決めた場合は計画的に返済できる金額だけを借り、事業を始めることをおすすめします。

長くなってしまい、すいませんでした。並びに、最後まで読んでいただき有難うございました。