ゲーム業界からエンジニアを採用するJPモルガン

近年、エンジニアの採用が強化されている

金融業界を少しでも知っている人ならJPモルガンがどんな企業分かるだろう。

近年で、アメリカでは優秀なエンジニアはGAFAといった大手テック業界にさらわれている。

※GAFAとはGoogle,Apple,Facebook,Amazonの4社の頭文字をとり略した単語である。

読み方はガーファーと呼ぶ。

 

大手テック企業からエンジニアがさらわれる一方で、近年金融業界でもRPAやAI化が注目され、バックオフィスの業務に関しては実際に導入されている企業もある。

そうした、RPAやAIが注目されていくと企業はRPAやAIをベンダーに任せきりにするのではなく、ある程度、内製化することによって他者のRPAと AIと差別化を図ろうとする。

例を挙げるとすると、ゴールドマンサックスでは00年にニューヨーク本社の現物株式取引部門に配属されていたトレーダーは600人だったが、今ではわずか2人となった。

2人のうちトレーダーが1人でもう1人はトレードシステムを管理する人だという。

  

 

このように、前までは西海岸の大手テック業界しかエンジニア採用に力を入れていなかったが近年ではJPモルガンを始めとする東海岸のウォール街でもエンジニア採用に力を入れるようなった。

 

しかし、エンジニアを採用すると決めてもそんな簡単に金融業界にいいエンジニアは集まらない。なぜならば、金融業界に置いてエンジニアがやる仕事はとてもつまらないものだ。

金融業界におけるエンジニアの役割はRPAといった社内システムの最適化や市場マーケットにおける自動トレードシステム構築が主な仕事になる。

自動トレードシステムであれば、エンジニア自身が作ったシステムで利益を大きく出せればやりがいを感じることもあるかもしれない。

しかし、本当に優秀なエンジニアは日々自分自身で何か画期的なモノを作り出したいと考えている。

そのため、金融業界でも優秀なエンジニアが必要だと分かり始めてもなかなか思うようなエンジニアを採用出来ずにいた。

だが、JPモルガン・チェースの共同社長ゴードン・スミス氏は、テクノロジー人材の確保には全く問題がないと語った。

むしろ、ある金融カンファレンスで「正直、園児に人材を金融業界に引き付けるのは全く問題はない」と語っている。

 

JPモルガンでは開発エンジニアが数年前までいなかったと言われている。そんな企業が今では約1,500人もエンジニアがいるという。

同社でエンジニアを採用し始めた時、ゲーム業界から獲得したと明かしている。

また、スミス氏がカンファレンスでエンジニア採用について話した事しては、同社に入社したエンジニアの多くはビデオゲームの開発のキャリアを捨てて同社に入社と明かした。

そうした話をすると、このような質問がなされた。

「フォートナイト(Fortnite) 」の ような大ヒットゲームを作るエキサイティングする仕事から、どうやって金融業界の世界へと引っ張ってこれたのか?

この回答にスミス氏は「実際、金融業界に引っ張ってくるのは簡単な事だ」と、質問者のバンク・オブ・アメリカ・メリルリンチの責任者エリカ・ナジャリアン氏に説明した。

 

 

JPモルガンでは、ハドソン・ヤードのオフィスに加え、エンジニア向けにカリフォルニア州パロアルトに1000人の従業員が働くフィンテック用のオフィスを新たに作ると発表している。

 

スミス氏は度々、社内で働くエンジニアに「どこがゲーム業界よりも魅力的だったの?」と聞く。そうすると彼らから「金融業界で働くのはとてもエキサイティングなことだ。JPモルガンのような世界を代表する銀行で何かを達成できれば、3000万、4000万、5000万という顧客に影響を与えられる。」という。

また、そうした仕事をすることにより友人や家族に「この部分のシステムは自分が作った」のだと自慢ができるという。

 

このようにして、エンジニアにとってつまらない業界とされていた金融業界にスミス氏はエンジニアの彼らを引きつけ、雇うことに成功している。

 

また、同社では以前から「Digital Everything」の戦略を押し進めている。そのため今後はテクノロジーにさらに増資し、5万人の技術者を雇用すると発表している。

しかし、ビジョンを達成するのにかかる人材費は安くないとスミス氏はいう。近年エンジニアのサラリーは高騰し続けている。そのため、同社では年収3万ドル前後のコールセンターで働く人材を削減するとによって年収10~15万ドル前後のデジタル人材の採用を推し進めていくと言う。

デジタル人材を採用するにあたり、博士号取得者の採用を増やしたいと言う。

日本では修士課程までは比較的に評価されるがそれ以上の博士課程になるとサラリーや年齢的な部分で敬遠される傾向がある。

これは本当に良くない部分で見直す必要性があると思う。

 

スミス氏は、カンファレンスの最後に「ソフトエンジニア開発者やAIエンジニアなどのデジタル人材に費用はかかるが、彼らを採用することによって新未来を作っていける。彼らによって同社、ひいては金融業界の中長期的な成長を加速させている」と語り話が終わった。